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日記
diary


9月9日木曜
Eighth of September,Thursday



文体について


ぼくの文章の文体がおっさん臭いという意見が
BBSであったので説明しましょうw

あー、文体。
具体的にどういう所を指していってるか、よくわかんないんだけど。

確かに批評的な文章を書く時には、ぼくの文章は硬いと思う。
もともと僕は、批評系・社会科学系の本を読んできて
社会学の大学院に行こうと思っていた。(いま、踊り場で休憩中ですが)

だから、学校では論文指導というかたちで、
意見を述べる形式について守るべきことを教わった。

いまぼくがここで書くことは、成績・評価とも関係がないし
論文のフォーマットを守る必要はまったくない。
けれど、論旨の明解さや出典を明らかにするなど、
知識の共有を目的として、文章を書くときのマナーなど
踏襲しているものは結構ある気がする。


一般的に文章には、ですます調に一貫する、とか
ですますを使わないで通すとか慣例がある。

主語も一般的には、「ぼく」ではじめたらずっと「ぼく」
「おれ」なら最後まで「おれ」、「わたし」なら「わたし」。
ぼくはこれは守らない。

英語なら全部「I」だけど、
「わたし」という主語を置かなければ意味の通じない
感情表出のときに、一貫させる意味はあまりない。
職場でのフォーマルな会話とかは別だよ。

ぼくの場合、文体のみならず普段の話体においても
会話をするときに敬語体やタメ口、方言、助詞の使いかたなどを
話題の内容によって使い分けている。(最近自覚したが)


ところで、たとえフォーマルな会話といえど、
外国人と話をすると相手の言語レヴェルによって
こちらの話体を変えなければならない。

片言の日本語と母国語しか話せない相手の場合、
(例えば来日したばかりのコリアンや中国人など)
敬語をつかって話すことはロスが多い。
職場の場合、これが原因で業務内容を詳しく彼らに教えない、
ということも起こりうる。結果として差別を誘発する。

そこで敬語をはずして会話することは失礼じゃない。
日本語の構造(と自分の今までの体験)に引きずられて、
コミュニケーションをとれないことのほうが問題だ。

日本人が英語を喋れない理由の一端もここにあるかもしれない。
形式的な英語に拘泥するあまり何も言えなくなってしまう。

異言語間のコミュニケーションにおいて、
話体や文体というものの硬直性が意識されることがある。

それは少し服装のTPOに似ている。
誰にでも誉められる服装はない。
職場でOKな服、パーティでOKな服、彼or/and彼女が好きな服、
葬式で着なきゃ行けない服、面接用の服等々。
服をたくさん持っていれば何度でも着替えられるが、
一度に着れるのは一つだけだ。

それをぼくらはとっかえひっかえして、一生懸命場を取り繕う。
かなりしばしば僕らは、場違いなことをしてしまう。
もしも、君が場違いなことをしたことがないとすれば
既に良く知っている場所しか行かないからに過ぎない。


では、このホームページにあった文体とはなんだろうか?
ぼくのHPだし他に誰が読んでいるのか、正確には把握できていないのだから
自分の内語(自分が考えている言葉)に準拠するしかない。

繰り返すが、文体・話体とは服装みたいなものだ。
服装はその人の来歴を確かに表わすけれど、履歴書みたいなもので
本当にぼくが欲しいと思っているものをその人が持っているかどうかは
文体や話体・服装ではわからない。
運が良ければすぐにわかる場合もあるが。あとは肩書き?
場所と時間と相手が変れば、その人は服装も話しかたも文章も変るかもしれない。
理解するためには一緒に過ごす時間
(HPを読むでも良いし文字どうり暮らすでも良い)と運が必要だよ。


あーなんだか、込み入った文章になってしまった。
うまく説明できないんだけど、だいたい言おうとしていることは
わかってもらえるかなー?

こういうことを現象学や社会学用語では簡単に表わせられるんだけど、
その単語群がポピュラーではないので、
日常語彙ではわかりにくい話になってしまう。

これだって異言語間(異文化間)コミュニケーションの一つだ。
社会学用語と日常言語(さらに正確にいえば姉・弟共有ヴォキャブラリ)の。
翻訳的作業。

今日の仮想話し相手 mikiさん+α
毎週こういう風に書こうか?なんだったら。
指定したうえではじめて文体が評価できると思う。
人の手紙読んで、その文体評価する人はいないのと同じでね。

こういうのやると嫌われるけどな。
どっかに理屈っぽい男が好きなすごいかわいい子いないかなー?
おんなじくらい理屈っぽい子がいいなー。
おれより理屈ぽくても良いよ。

周りの人に物分りが良いと思われすぎるのも困るんだよなー。


ローラン・ガルニエのUnreasonable Behaviorを聴きながら。



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